海女博物館

海女(ヘニョ)博物館は、済州の海女らが人間の尊厳や生存権を無惨に奪った日帝に立ち向かい、済州の女性らが中心となって闘争を繰り広げた1932年の済州海女抗日運動の発祥地に建てられた博物館です。 済州の海女は、困難な労働環境を克服し忍耐強い生命力と強靭な開拓精神を持つ済州の女性の象徴として、世界的にも有名です。ほんの20年ほど前でも済州の海女はそれぞれの家庭の暮らしを支える中心的な役割を果たしていましたが、現在では30代から40代の海女文化を支えてきた中心的な存在の海女が全体の15%にも及ばない状況となってきており、それだけに済州伝統の海女文化継承において、この海女文化を専門に扱う海女博物館の持つ意義は大変意味深いものがあると言えます。 歴史とともに形成された済州の海女ならではの独立的かつ主体的な文化は、郷土文化遺産としての価値のみならず、世界的にも重要な観光文化としても注目を集めており、海女博物館を通じて済州の海女文化のより一層の発展を今後とも推進していく計画です。 海女博物館は済州独特の海女文化、漁村、海洋文化の継承・発展を目的に実施された済州海女抗日運動記念公園造成事業の一環として2003年12月23日着工、85,951平方メートルの敷地に総工費124億ウォンをかけて、延床面積4,002平方メートル・4階建ての施設をおよそ2年半後の2006年6月9日に完成させました。 主な施設としては4つの展示室や映像室、展望台、休憩室、野外展示場などがあります。 済州の海女らのこれまで歩んできた道のりや暮らしぶり、そして海女の人々の誇らしい歴史を紹介する海女博物館。 この海女博物館では済州の象徴「海女」をテーマに、海女の生活風習、巫俗信仰、歳時風俗、海女共同体をはじめ、済州の人々の歴史、女性、生業、経済、海洋、信仰、伝統芸能にまで及ぶ済州のあらゆる伝統文化を網羅した展示を行っています。 海女博物館は、済州の海女の人々が残した貴重な文化遺産を掘り起こし後世に継承するとともに、海女専門博物館の看板にふさわしい特色ある企画展示の実施や海洋民俗の発掘を行い、21世紀における世界的な文化芸術のメッカとなるよう努力・寄与していく所存です。

情報

  • 問い合わせと情報 82-64-782-9898 82-64-710-7771 5
  • 駐車場の有無 あり
  • 休業日 1月1日 ソルラル 旧暦1月1日 秋夕 旧暦8月15日 月曜日
  • 利用料金 大人 25歳 64歳 1 100ウォン
  • 利用時間 9 00 17 00 Br 最終チケット販売は閉館1時間前

場所

済州特別自治道 済州市 旧左邑 海女博物館キル 26

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