「宗廟(チョンミョ)」は朝鮮時代の歴代君主の位牌を奉り祭祀を行う場所です。1394年、太祖(1335-1408)・李成桂が朝鮮王朝の建国とともに、新たな都、漢陽に景福宮と同時に建てた建築物で、その伝統的な荘厳な儀式である祭礼や祭礼楽など、長い伝統と慣習がそのまま保存され、世界文化遺産に登録されています。 宗廟正門を入ると三本の道があり、少し高い真ん中の道は亡くなった王の道、東側は王、西は王世子のための道となっています。真ん中の道は正殿に続き、両側の道は斎戒沐浴して祭祀の準備をする部屋へとつながっています。心と体を清めた後、王と世子は典祀庁へ移動します。典祀庁は祭祀を行う食事を準備する場所で、庭を中央に建物をロの字型に配置してあります。 また宗廟の中心である正殿は歴代君主の位牌を奉って祭祀を行う空間です。王に対して祭祀を行うのは中国から伝わったものですが、現在までその伝統を維持しているのはここだけです。正殿には19の部屋があり、各部屋には各王を奉ってあります。正殿の塀の中には君主に誠実に仕えた臣下たちを奉った功臣殿があります。 宗廟祭礼楽は、器楽や歌、踊りで構成されている祭礼楽ですが、500年前の旋律を今日まで伝え、現在世界で最も古い儀礼文化となっており、毎年5月の第1日曜日(変更の場合もあります)にその行事を見ることができます。
情報
- 世界遺産 1
- 問い合わせ・案内 宗廟管理所 82-2-765-0195 Br 文化財解説および案内 外国語通訳 翻訳 82-2-2174-3636
- 駐車場 なし
- 休憩日 火曜日
- 営業時間 一般観覧 言語別時間制観覧 日本語ガイド時間はホームページ参照 Br 自由観覧 土曜日 毎月最週水曜日 2 5月 9 10月9 00 18 6月 8月9 30 11月 1月9 17 チケット販売は観覧終了時間の1時間前
場所
ソウル特別市チョンノ区チョンノ157
タグ
최종 업데이트: